長く販売されている商品はコモディティ化が進み、どの企業の商品を買っても大差ないと顧客から判断されるようになります。

これは、一般的に言われていることであり、もちろんその通りなのですが、プロのマーケティング・リサーチャーとしては、そうした一般常識を鵜呑みにすることは出来ませんね~。(笑)

あるとき、大手メーカーが販売している耐久消費財について、ポイントを絞って比較したことがありましたが、メーカー間で大きな違いが見られました。

なお、本文と写真とは関係ありません。

この商品は大手メーカー数社から、ずいぶん前から販売されており、長年開発競争が繰り広げられています。

そのため、メーカー間での差はほとんどなくなっていると考えていましたが、実際には大きな違い見られたので、“やはりね~”という感じでした。

たいていの顧客は、大差なしと勝手に判断してしまいがちなので、苦労して差別化を図ったのであれば、メーカーとしては、声を大にして市場にアピールしなければならないということです。

良いものを作るだけでは、なかなか売上につながりませんね。

しっかり宣伝・広告を行い、効果的な販売活動を展開することで、はじめて顧客に理解してもらえるようになります。

「マーケティング・リサーチ」+「商品開発」+「宣伝・広告」+「販売活動」のそれぞれが有効に機能するよう、バランスをとる必要があります。

ただ、この4機能はたいがい別々の部門が担当しているため、調整を図るのが「言うは易く、行うは難し」ということですね~。(笑)


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