リフォーム施主の皆様へ

リフォーム施主「日記調査」で、施主に密着してわかった「幸せなリフォーム」を手に入れる秘訣!

《01》リフォーム施主に密着して

★戸建住宅リフォームを実施した施主に日記&インタビュー調査を実施しました。
 その結果を元に、リフォームを計画している方に「幸せなリフォーム」を実現
 するための特別な情報をお届けします。

弊社のオリジナル企画として取り組んでおりました、一大プロジェクトのリフォーム施主「日記調査」が、お二人の施主様にご協力を得て、この度無事に完了し、分析が終わりました。

今回は、戸建住宅のリフォームをされた施主様に、リフォームの計画時期から工事がすべて完了するまで、長期にわたり「リフォーム日記」をつけていただきました。
リフォームの検討というあわただしい中、快くご協力いただきましたお二人の施主様には、改めてこの場を持ちまして、御礼申し上げます。

また、リフォーム完成後、一緒に日記の内容をたどりながら、行動やその時の感情など、詳細にインタビューさせていただきました。
このインタビューでは、私どもがかつて経験したことがないほど、深い内容のお話が聞けました。
この調査を行わなかったら、決してわからなかったことが次々と明らかになり、苦労が報われた思いがしました。

それまで、私どもでは、リフォーム施主の調査と言えば、インターネットによるアンケート調査という手法をとることが多くなっていました。
このアンケート調査という手法は、複数サンプルに対して、質問項目という横串を指して、その反応を見るというものですが、これに対して日記調査は、ワンサンプルに対して、始まりから終わりまでを縦通しに調査を行うものです。

このふたつは、調査の視点が全く違う手法であり、当然、そこから得られる結論(仮説)も違ったものになります。
また、アンケート調査は、質問という刺激をサンプルに与えて、その反応を調べるわけですが、日記調査は、サンプルに刺激を与えることはなく、ありのままのデータを取得するものです。どちらかと言うと観察調査に近いものです。
さらに、アンケート調査から得られる回答は、こちらが設定した質問項目以上の深みや広がりは生まれませんが、日記調査は回答の深みや広がりに制限がかからないため、こちらが想定できないようなレベルの深さ、広さの回答が得られます。

私どもでは、アンケート調査や統計データの解析など、どちらかと言えばマクロ的な視点でリフォーム施主をとらえていますが、リフォームというケースバイケースの様相が強い事業においては、一人一人の施主に寄り添って、一から十までの行動や状況を詳細に知る必要があるのではないかと、常々思っておりました。

そうした状況から、リフォーム施主を日記調査という手法で調査することを思い立ち、果たして実施可能かどうかという不安を抱きつつ、チャレンジすることを決心しました。
しかし、この前代未聞の日記調査は、長い長い苦難の旅路の始まりでもありました。
その苦労話も語りたいところですが、それよりも、この前代未聞のリフォーム施主の日記調査とそれに続く、詳細なインタビュー調査を実施したことで、これまで我々が知り得なかった実に多くの、そして深いレベルでの状況が明らかになったことをご報告することにします。

これからの人口の減少、新築着工数の減少傾向から、住宅リフォームに対する関心が高まり、参入企業が増えて来ています。
このこと自体は、リフォーム施主にとっては、選択肢が増えることなので喜ばしい状況と言えますが、あながちそうとばかり言えません。
急増しつつあるリフォーム業者の中には、施主の満足するリフォームをうまく提供できないところも少なくありません。

こうした事態を打開するためには、もちろんリフォーム業者さんに、改善できるところは積極的に改善していただくことが重要ですが、施主の皆さんにも、リフォームの先輩の方々の実体験をもとにした、リフォーム業者の選び方やうまく打ち合わせを進める方策などの情報を提供することが大事だと考えました。

さらに、弊社がこれまでに行ったリフォームに関する調査や分析などで得られた情報、及び私自身や知人のリフォーム体験の情報も取り入れながら、これからリフォームを行う皆様に「ああ、こんなことが起こるのか~」など、お役に立ちそうな情報を、順次発信してまいります。

どうぞご期待ください。


《02》幸せリフォームをすべての施主に

★満足して当たり前のリフォームなのに、不満が残る施主が多いのはなぜ?

毎年、多くの方々が快適な新しい生活を夢見てリフォームを行っています。

ところが、ある調査結果によると、リフォームを実施した施主のうち、80%以上が満足と答えているとのことですが、そのうち「どちらかと言えば満足」という何かしらの不満を含んだ回答を除くと約50%にまで下がります。
多くの資金と時間、労力を費やして行った夢のリフォームが、本当に満足だった、良かったと言って喜べる施主が、半数でしかないとは由々しき問題です。

今回、日記調査とインタビューで密着させていただいた、お二人の施主でも、100%満足ということではなく、いくつも後悔が残る結果となりました。

リフォームすれば、古かった設備が一新され、きれいで使いやすくなったり、動線の悪かった間取り改善され、無駄のない動きで楽になり、住みやすくなるのですから、大きな満足を得られて当然なに、とても不思議です。
施主は、リフォームで生活が一新することを夢み、リフォーム業者は、何とかして施主に満足していただこうと努力しているはずなのに、どうしてそのような事態になるのでしょうか。

どうして満足いくリフォームにならないのか、なにがその分かれ道なのか、外せないポイントは何かなど、徹底した顧客視点で見る日記調査により、次々と仮説が浮かび上がりました。

そこで、施主がリフォームを行う前に知っておいてほしい情報や知識、リフォーム業者を見極めるコツなどについて、これからお話ししてまいりたいと思います。

また、リフォーム施主さんだけでなく、リフォーム業者さんもそれらの情報を参考にしていただき、事業の改善にお役立て下されば幸いです。
業者さんは、普段からリフォーム施主さんに接しておられると思いますが、自信を持って、施主の本音をつかんでると言えますでしょうか?
そうだな、少し自信がないかも、と思われる業者さんには、ぜひこのお話をご参照ください。
施主が語った本音、思わずとった本心からの行動などから、いろいろなヒントが掴めます。

立場の違い、知識量の違い、説明力と理解力のギャップなど、施主と業者間のコミュニケーションの在り方は難しいものがありますが、これからご紹介する施主の本音情報から、改善の糸口を探っていただければ幸いです。

なお、この文章は将来のリフォーム施主さんに、幸せなリフォームを実現していただくことを目的としていますので、施主さんに向けて語っていますことをお断りします。


《03》リフォームの事前準備が成否を分ける

★なんとなく始めたリフォームに満足なし?

今回のリフォーム施主日記調査によって、リフォームの期間は工事の規模や内容によって様々ですが、実は私たちが想像していたよりもはるかに多くの時間が費やされていることがわかりました。

特に時間をかけているのが、依頼するリフォーム業者を決める過程です。
これは、業者選びの重要性を施主が十分に認識しているということと、業者選びがそう簡単ではないという両面があります。
業者選びの状況については、後ほどたっぷりと出てまいりますので、ここではリフォームの事前準備の大切さについて述べさせていただきます。

リフォームを思い立った施主は、多くの場合、リフォーム業者を決めるまでに、リフォームについて学んだり、検討したりする時間を費します。
リフォームについて学び検討することとしては、どのようなリフォームにするか、どのような設備機器があるのか、どれくらい予算が必要か、どのような点に注意するかなどがあります。
具体的には、書籍やインターネットで情報を集めたり、チラシやカタログを見たり、知人に話を聞いたり、メーカーのショールームを訪問するなどして、知識を得ていきます。
また、リフォーム業者がリフォームセミナーやフェア、現場見学会などを開催しており、そこでリフォームを勉強する人もいます。
このリフォームについて学び、検討する期間は、施主によってまちまちですが、今回の施主の一人は、約1か月半を費やしています。

一方、まったく事前に学ぶことなく、リフォーム会社のチラシなどを見ていきなり訪問し、そこで話を聞きながら、同時並行的にリフォームのことを学んでいく施主もいます。
この場合は、いきなりリフォーム業者との接触が始まると、次々に段取りが進んでいくので、じっくり考える時間が取れなくなる恐れがあります。
時間切れで、中途半端な判断で決めてしまって、後から後悔するということになりがちです。

リフォームを学ぶ方法や場はいろいろありますので、いずれにしても、リフォームについてじっくり時間をかけて学び、検討することが大事です。

また、リフォーム業者さんも、勉強不足と判断される施主から見積もりを依頼された場合は、すぐに見積もり対応に入らず、まずはじっくりと施主の要望を聞き取り、どんな目的で、どのような生活をリフォームで実現したいのか、施主の相談に乗っていただきたいものですね。

リフォームの受注確定を急ぐ気持ちは理解できますが、事前の準備に時間をかけたほうが、結果的に、施主にとってもリフォーム業者にとっても、幸せなリフォーム実現への近道と言えるのではないでしょうか。

施主さんは、仮に勉強不足のままリフォーム業者と折衝した場合でも、焦らされずじっくり話を聞いてくれて、わからないことを教えてもらえ、こちらか気づかなかった提案をしてくれる業者さんかどうかが、今後、折衝を続けていい業者さんかどうかの判断基準のひとつとなりますね。

とはいえ、施主さんは自分でしっかり勉強するという態度が大事であり、常にリフォームの目的を失わないことを忘れずに!

自分の希望を叶えてくれる設備や機能はどんなものがあるのか、それをプラン提案と施工で叶えてリフォーム業者とはどんな業者なのかを常に意識しながら情報収集を進めて下さい。

諦めず努力して行くうちに、きっと目指すリフォームの形が見えてくると思います。

頑張って下さい!


《04》屋根・外壁塗り替えの次は内部リフォーム

★心づもりしていれば、情報も集まる。

今回の日記調査の協力者は、お二人とも戸建住宅にお住まいの方で、リフォームを行った方です。

お住まいの築年数は10年以上たっています。
そしてお二人とも今回の内部リフォームの前に、すでに屋根・外壁の塗り替えを行っています。

戸建住宅の外壁は、モルタルで30年、タイルや窯業系サイディングで40年といわれていますが、コーキングやシーリングは、10年ぐらいで打ち替えが必要になります。
すなわち、戸建住宅では築後10年を過ぎたころから、外装の塗装のニーズが発生し始めます。
そして、外装の塗装を終えると、今度は内部リフォームの番となります。

もちろん、先に内部リフォームを行ってから、外装塗装を行うというケースもあります。
いずれにしても、近い時期に初めての外部と内部のリフォームが行われるということになります。

今回の日記調査の施主の場合は、外装の塗り替えを行ったことで内部もそろそろ傷んできたし、そのうちリフォームしないといけないなといった、潜在的なニーズが発生しています。

ただ、そうした潜在ニーズだけでは、なかなか実際のリフォームに踏み切ることはありません。
そうした状況の中で、例えば、浴槽の自動お湯ハリ装置が故障したとか、トイレで水漏れが起きるなどの不具合があると、リフォームのニーズが顕在化することになります。
故障した個所を修理するか、それともこれを機会に他の不具合や使いにくさなどを一気に解消するためにリフォームを行うかを検討し始めるのです。

住宅は建てた直後から劣化が始まります。
戸建住宅の場合、太陽や風雨にさらされる外装の方が早く劣化が進むため、それが内部の傷み具合のバロメーターとなるケースが多いと言えます。

そこで、これからリフォームを行う皆さんへのアドバイスです。
早く劣化が進む外壁の塗装を行った数年後には、内部リフォームの必要性について、ある程度心積もりしておくのがよろしいかと。
外壁を塗り替えたら、次は内部のリフォームの時期が来るなと、意識しておくことで、いざその時が来ても、落ち着いて対応できます。
もちろん、費用が掛かることですから、そちらの計画も立てておかねばなりません。

そうやって、ある程度リフォームの時期を心づもりしておくと、普段からリフォームに関する情報が目につくようになります。
近所でリフォームの内覧会などがあると、ちょっと参考までに見ておこうかという気にもなります。
日々郵便受けに入るリフォーム業者のチラシをみても、「トイレだけの交換なら10数万円ぐらいからできるのか~」などと言うこともわかるようになります。
あわてて検討するリフォームほど、危ういものはありません。

そしてそのときに、単に内部のあちこちが傷んできたから、古くなってきたから、という理由だけで、何となくリフォームを検討することは、ぜひとも避けてください。
もちろん、早々とリフォーム業者に声をかけてはいけません。
業者は早く受注したいものですから、声をかけると、どんどん話が進んでしまい、じっくり検討する時間もなくなり、後で後悔するリフォームになってしまう可能性が高くなります。

では、どのようにすればいいのでしょうか?
次回以降、じっくり見ていくことにしましょう。


《05》なぜ、購入先の住宅会社に依頼しないのか?

★購入先の住宅会社にリフォームを依頼出来たら楽なのに、なぜ?

今回のリフォーム施主は、戸建分譲住宅(建売)を購入されています。

それなら、リフォームも自分たちが購入した住宅会社に依頼してもよさそうなものですが、お二人ともそうはしませんでした。
おひとりの方は、リフォーム検討が始まってしばらくして、知人の勧めもあって、今の住宅を購入した住宅会社にリフォームの見積もり依頼を行っています。
しかし、それまでは、購入先の住宅会社は眼中になかったようです。

なぜでしょうか?
そのあたりの事情が、今回の調査で明らかになってきました。

まず第一は、施主はリフォームを考えた時に、購入先の住宅会社は新築住宅専門であり、リフォームはやっていないだろう、あるいは、リフォームは得意ではないだろう、と考えていました。
施主の考えるように、建売分譲を中心とする住宅会社は、リフォームを得意としないところが多いのも事実です。
建売住宅を建てて、まとめて分譲するという住宅事業と、個別対応の必要なリフォーム事業とは、似て非なるものと言えます。

今回の施主が、検討開始後しばらくして購入先の住宅会社から見積もりを取りましたが、他のリフォーム業者と比べて、比較にならないほど高いものでした。
提案内容も、施主が望んでいないような余計なプランが含まれており、ピントがずれていたとのことです。
このことからも、少なくともこの住宅会社は、リフォームが得意ではなく、ほとんど丸投げ状態ではないかと推察されます。
また、現地調査から見積もりが出てくるまでに、2週間以上かかっていました。
現場調査に来た担当者の方の印象が良く、住宅購入時の建築図面も持ってきていたということで、大いに期待していたのに、残念な結果になりました。

そして、購入先に住宅会社に依頼しなかった第二の理由は、住宅購入後、しばらくすると定期訪問もなくなり、気軽に依頼する状況ではなかったとのことです。
住宅はアフターサービスこそが大事なのに、それを疎かにする住宅会社というのは、自社の顧客のことをどう考えているのでしょうか。
自分たちが販売した住宅のメンテナンスをきちんと行いながら、リフォームにも対応して、末永くの施主とつながっていこうと考える住宅会社なら、定期訪問や連絡が途中でなくなるということは考えられません。

このことから、住宅購入後もきちんと定期訪問や連絡があり、コミュニケーションがとりやすい関係が続いている住宅会社であれば、リフォームについても、相談してみる価値はあると言えます。
しかし、普段の住宅点検の際に、リフォームの案内が全くない場合は、リフォームは得意ではない可能性があります。
リフォームも得意で積極的に受注しようと考えている会社なら、必ずリフォームの案内をするはずですから。
また、自社で受注しなくても、信頼できるリフォーム業者を紹介してもらえるかも知れません。
いずれにしても、住宅購入後もコミュニケーションとれている住宅会社であれば、一度、相談してみるのもいいのではないかと思います。

視点を変えて、住宅会社側からすると、自社でリフォーム体制を組めず、下請け丸投げ状態であれば、リフォームの専門業者には勝てないでしょうし、施主に対しても、見積もりに時間がかかる、費用が高い、良い提案ができないなど、かえって自社の信用を落とす結果になります。
施主からすると、住宅を購入した先の住宅会社や工務店が、購入後もずっとメンテナンスをしてくれ、リフォームも行い、将来の建て替えやあるいは、売却、賃貸への転用などにも対応してくれるとすれば、どれほど心強く、安心できるでしょうか。

そのためには、住宅会社や工務店が新築、リフォームだけでなく、仲介などの不動産業まで手掛けるか、不動産会社と緊密な連携をとる必要がありますが、今、リノベーション需要獲得との関係から、そうした動きが見られます。

この点ついては、別途述べさせていただきます。


《06》何のためにリフォームを行うのか?

★このリフォームでは何にこだわるのか?

さて、ここで大事なお話があります。

住宅が古くなってきた、あちこち傷んできた、修理するより、いっそリフォームしようか、というのがよくある流れですね。
それで、リフォームの勉強を始め、プランを検討し、リフォーム業者を探して・・・、と言うことになりますが、その前に、よく考えておくことがあります。

まず、内部が傷んだり、水漏れが起こったり、機能が壊れたりしたときに、それらを部分的に補修したり、修理するだけではダメなのかということです。
このときに、さしたる理由もなく、補修や修理ではなく、なんとなくリフォームしようかと考えた場合は、リフォームの方向性があいまいになり、また家族間の意見調整も難しくなり、結局、満足のいくリフォームにはなりません。

その点、今回の施主のお一人は、貴重な経験をされました。
このお宅でも、浴槽の自動水栓が故障したことが一つのきっかけとなって、リフォームを決断しましたが、最初はさしたるリフォームの目的もなく、検討を始めました。
そのうち、ある知人の方から、リフォームするなら何かにこだわって考えたほうが良い、とのアドバイスをもらいました。
それまで、漫然とリフォームを考えていた施主のご夫婦は、そこで話し合います。

自分たちの好きなこと、こだわりたいこととは何かを。
そこで出た結論が、「浴室」でした。
実は、ご夫婦お二人とも入浴好きで、長風呂をされます。
それで、浴室にはテレビをつけていました。
ドラマやスポーツ番組を見ながら、1時間ぐらいは入っていたそうです。
想像するに、誰にも邪魔されず浴室でゆっくりくつろぎ、一日の疲れを取り、高級感のあふれる雰囲気の中で、精神的にも癒されたいと思われたのでしょう。
二人とも好きで、毎日使う場所だから、特にこだわって、予算をかけて納得のいくものにしたいということになりました。

それで、一つの目的がはっきりしたわけです。
あとは、その明確になった目的に沿って、勉強し、検討し、設備を探せばいいわけです。
そして、最初に希望した浴室は、とあるメーカーの最高級タイプのシステムバスでした。
リフォーム業者を探すときでも、自分たちの目的を達成してくれるだけの技量のあるところかどうか、という目線で選べばいいわけですから、選定基準がはっきりし、選びやすくなります。

これは一つの事例ですが、お金をかけてリフォームするのだから、自分たちの生活をどうしたいのかという目的を、それぞれの家族でじっくり話し合うことが、非常に大事だと言えます。

この目的をしっかりと、明確にすることが、幸せなリフォームを行う第一歩となるのです。


《07》役立つ建材・住設メーカーのホームページ

★今のリフォームではインターネット大活躍!

リフォームを検討する前の情報収集では、自宅ポストに入るチラシとともに、インターネットが大活躍します。

インターネットをお使いでない方もいるかもしれませんが、それはもったいないので、この機会にぜひ利用するようになることをお勧めします。

さて、では最初に何を検索するのか?
検索エンジン(グーグルなど)に「リフォーム」とだけ入力すると、リフォーム業者、建材・住宅設備メーカー、リフォーム業者紹介(無料見積)などが数多く出てきます。
ここでは、いきなりリフォーム業者やリフォーム業者紹介のサイトを見るのではなく、まずは建材・設備機器メーカーのホームページを見てください。
例えば、水回り設備のリフォームを考えているのであれば、最近ではどのような設備があるのかを知るのに役立ちます。

メーカーのホームページでは、新商品や最新の機能など、他社にない強みを一生懸命に訴えています。
つまり、そこでは、現在発売されている最新の商品を知ることができるのです。
もちろん1社だけではなく、総合メーカー、専門メーカーなどを織り交ぜて、何社も見てください。

さて、このメーカーのホームページを利用するにあたって、少し注意することがあります。
メーカーは、どうしても自社で開発した商品や機能の良さを知ってもらいたいあまり、細部のクローズアップ写真や、機能の説明が多くなっています。
その反面、それらを使ってリフォームした場合、どのような雰囲気に仕上がるのかといった、レイアウトイメージが掴みにくい傾向にあります。
つまり、「木」ばかり見えて、「森」全体が見えないということです。

そこで、サイトによっては、自分で商品を組み合わせて、プランを作ることができるものがあります。
浴室やシステムキッチンなどのサイズを選んで、色柄を自由に変えてシミュレーションできるので、出来上がりのイメージを確認できます。
写真を見て、説明を読むだけでなく、自分でプランを作ることによって、少しでも全体的な雰囲気を確認できるのではないかと思います。
最近では、ITが進み、パソコン上に自分の台所の写真を取り込み、そこにメーカーの商品を設置したらどのようになるかをシミュレーションできるものもあります。

それと、もう一つお知らせしたいのが、ホームページで見る印象と、実物から受ける印象とは違うということです。
機能についても、写真と文字だけだと実感がわきにくいと思います。
例えば、浴室の床でやわらかく温かく感じる製品があります。
このような体感型の機能の場合は、必ずショールームなどで実際に体験することが大事です。
ホームページで見たときは、あまりピンとこなかったものが、実際に試してみるとすごくよかったということがあります。
今回の施主も、やわらかくて温かく感じる浴室の床に興味を持っていたものの、実際に試すまでは、その良さが実感できなかったと言います。

また、逆の現象も起こります。
ホームページの表現では、さも素晴らしい機能であるように思われたものが、ショールームで実物を見て、手で触れてみると、期待したほどではなかった、ということもあります。

メーカーもホームページには莫大な費用をかけて製作していますが、その表現方法については、必ずしも適切であるとは言いえませんからね。

そのあたりのことを斟酌しながら、リフォームの初期段階の情報収集ツールとして、メーカーのホームページを活用することをお勧めします。


《08》メーカーのショールームを大いに活用しよう

★商品やプラン情報の宝庫、しかも無料!

住設建材メーカーが全国に開設しているショールームは、その会社が販売している多くの商品が並べられています。

メーカーには、総合メーカーと専門メーカーがあります。
LIXIL、パナソニックなどは総合メーカーであり、水回り設備から内装建材まで品揃えがあります。
大掛かりなリフォーム、増築や改築などの工事を含む場合には、関連する商材がほぼすべてそろっている総合メーカーのショールームが便利です。
一方、TOTO、クリナップ、タカラスタンダードなどは、水回り設備の専門メーカーです。
各社、それぞれ商品特徴を備えており、複数のショールームを見て回ることをお勧めします。
なお、TOTOは、大建工業、YKK APと、コラボレーションショールームを展開していますので、総合メーカーに近いと言えます。

ショールームでは、商品の展示だけではなく、商品の説明、機能の実演、リフォーム相談、プラン提案、セミナーの開催、リフォームフェアの開催、各種イベントの開催など、幅広い活動を行っています。
最近では、リフォーム業者の紹介も行っています。

なお、メーカーから紹介されるリフォーム業者は、いわゆるメーカーのひも付きではないかとの懸念があります。
つまり、そのメーカーの商材ばかりを勧められるのではないかという心配です。
自分が、好みのメーカーであれば問題ありませんが、そうでない場合は、ある程度業者と信頼関係を築いたうえで、自分の希望を言えば、たいていはきちんと聞いてくれます。
ということで、メーカーから紹介されるリフォーム業者は、それなりに選ばれた業者であり、特段依頼したい業者がない場合、相談してもよいのではないかと思います。

ショールームは、リフォーム検討の初期段階から検討の終盤にかけて、それぞれの段階で、大事な機能を提供してくれます。
ショールームに行けば、主な商品を展示しており、実際に触れてみることができます。
例えば、システムバスの床は、実際に裸足になって歩くことで、柔らかさや、温かさなどの感触を得ることができます。
システムキッチンでは、実施の色柄や引き出しのスムーズな動きなどの確認ができます。
洗面化粧台では、女性がお化粧するのに適した照明になっているか、小物類の収納や家電商品用の電源位置など、使い勝手については、徹底的に試したほうがいいですね。
そして、説明員がいますので、見ただけ、触っただけではわからないことがあるので、必ず説明を聞いてください。

メーカーはショールームの維持に相当のコストをかけていますので、利用しない手はありませんね。
ショールームは、たいてい水曜日を休館日にしています。
ところが、先日、ある地方都市に行き、ある大手メーカーのショールームを訪ねると、木曜日なのにお休みでした。
ホームページで調べてみる、毎週、水、木は連休とのこと。
ちなみに、その日、他の大手メーカーのショールームは、開館していたので、ほっとしました。
大手メーカーでも、週休1日のところと、週休2日のところがあるので、注意して下さい。

しかし、使用する場合は、予約ができるので、日時を決めて予約して訪問すれば、専任の相談員がついてくれて、詳しく説明してくれるので、ぜひそうして下さい。
そして、せっかく予約をして訪問するのであれば、図面を用意しておくと打ち合わせに便利です。
図面は詳しいものでなくても、大まかな間取りやリフォームしたい部位の寸法があるだけでも、だいぶ役に立ちます。
また、メーカーによっては、ホームページから自分の希望を記入する用紙をアウトプット(印刷)することができるところがあります。
その用紙は、例えばキッチンだと、台所の広さ、本体寸法、組込器具、タイプ(I型、L型など)を記入し、さらに方眼紙に部屋の広さやレイアウトを自由に記入できるようになっています。
これに記入して持参すると、簡単に自分の希望や設置場所の状況を、ショールームの相談員との打ち合わせがスムーズになります。

なお、ショールームは、週末など混んでいて、希望する日時の予約が取りにくいということがあります。
ぜひ、早めに、できれば2週間以上前に予約を入れるようにしてください。

また、リフォーム業者がショールームを借りて、リフォームフェアを行っています。
こうしたフェアに参加するのも、リフォームを検討するうえで、大いに役に立ちます。

もちろん、依頼するリフォーム業者がある程度決まれば、ショールームにリフォーム業者の担当者が同行してくれます。
一般の人だけがショールームを訪問するよりも、リフォーム業者などの専門家が同行したほうが、より深い話ができることがあります。
また、ショールームの担当者は、設備機器に関する知識は豊富に持っていますが、建築に関する知識は、必ずしも豊富とは言えません。
例えば、洗面化粧台を設置するついでに、壁をずらして洗面スペースを広げたいという場合など、建築にかかわる点については、フォーム業者に確認すべきと言えます。
もっとも、業者によっては、水回り設備の交換が中心で、大工工事の苦手な業者もいます。
このように、リフォーム業者といっても、得意とする工事内容に違いがみられるので、その確認もしっかり行う必要があります。
なお、この点については、また別途述べさせていただきます。

そういうことで、リフォーム業者との同行訪問はお勧めです。
メーカーにとっては、リフォーム業者はお客様に当たり、施主はさらにその業者のお客様と言うことになるので、ていねいに対応してくれます。
施主が気が付かないことも、業者が代わりにメーカーの担当者に確認してくれます。
両者で、施主のよくわからない専門的な打合せを行っているという光景も見うけられます。
もちろん、後でわかるように説明してもらわなくてはなりませんが。

なお、ショールームは、一度と言わず、何度も利用してください。
時々商品も入れ替わりますし、説明員もいろいろな方がいて、説明の仕方や深さも違うことがあるので、何度も利用することがコツです。
時期によってがキャンペーンなども行っており、景品がもらえたります。
システムキッチン、システムバスなど高額な設備になればなるほど、納得のいくまで、ショールームでトコトン検討することをお勧めします。

そして、何度利用しても、すべて無料なのが、なんともありがたいですね~。(笑)


《09》さあ、リフォーム業者を探しましょう!

★チラシかネットか?

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さて、いよいよリフォーム業者の選定に入ります。

選定方法としては、自宅ポストに投函されたチラシ、新聞折込チラシ、テレビやラジオのコマーシャル、知人や友人からの紹介、インターネット検索など、さまざまな取っ掛かりがあります。
これらの選択方法を大きく分けると、チラシを中心とするリアルな方法と、インターネットを使ったバーチャルな方法があります。

便宜上、前者を「チラシ派」、後者を「ネット派」と呼ぶことにします。

さて、まずは「ネット派」ですが、これは、ネットの検索エンジン(グーグルなど)を使ってリフォーム業者を探す場合(「直接検索派」)と、業者紹介サイト(ホームプロ、リショップナビなど)に登録して、見積もりを比較しながら選ぶ場合(「業者紹介サイト派」)とがあります。

では始めに、ネットを使ったリフォーム業者の選定方法の、「直接検索派」について考えてみます。
これは、検索エンジンに、リフォームに関するキーワード、例えば「リフォーム業者 〇〇市」などを打ち込み、その検索結果から業者を見つける方法です。
この場合、業者名だけでなく、「信頼できる〇〇市のリフォーム業者〇〇社一覧」といったサイトも上がってきます。

また、「iタウンページ」を使う方法もあります。
お住まいの地域(〇〇市など)と「住宅リフォーム」と入力すると、検索されて出てきます。

こうして得られた業者の情報を1社ごとホームページで内容確認し、またクチコミ情報なども参考にしながら、これはと思われるリフォーム業者を複数選び、比較検討していきます。

もう一つの「業者紹介サイト派」の方法は、検索エンジンで、例えば「リフォーム業者 紹介」などのキーワードを入れ、「ホームプロ」「リフォームコンクト」といったリフォーム業者を無料で紹介してくれるサイトを抽出します。

こうしたサイトは施主にとって、便利と言えますが、利用するに当たっては、それなりに注意する必要があります。

この点については、次回、説明させていただきます。


《10》リフォーム業者紹介サイトは便利なのですが・・・?

★ネット情報を上手に使いこなそう!

業者紹介サイトは、複数の業者に無料で見積もりを依頼することができます。
しかも、こちらの名前等は明かさずに依頼できるので、不必要な営業攻勢を受けることがありません。

また、業者と個別にメッセージ機能でやり取りできるので、電話したり訪問したりと言ったわずらわしさがなく、写真や資料を添付ファイルでやり取りでき、連絡内容も後々までの文字として残せるといったメリットがあります。

このようなメリットがある一方、1回に紹介される会社が多すぎるという不満が、利用者から聞かれます。
あるサイトの場合、決まりでは業者8社まで紹介されるということですが、実際に依頼すると、12社ほどから見積もりが来たという施主もいます。

多くの業者を紹介してもらえるのだから、良いのではないかと思われますが、真剣にリフォーム業者を探している者としては、業者とのやり取りや選定する作業が大変となり、かえって迷惑となったということです。
またある別の施主は、あまりに多い業者選びが大変で、そのサイトの利用をやめています。

このように、業者選定は真剣に取り組めば取り組むほど、大変な作業なので、検討する業者はある程度絞り込んでおく必要があります。
この、業者を絞り込むコツについては、別途述べさせていただきます。

見積金額の妥当性については、同じサイト内の業者間での比較では、なかなかわかりません。
というのも、これらのサイトに登録しているリフォーム業者は、このサイトを通じて受注した場合は、当然のことながら、一定の手数料をサイト側に支払います。
そのため、その手数料のコストは見積金額に乗せられていると認識しておいてください。

これはどの紹介サイトを利用したとしても状況は同じです。
従って、見積金額が妥当かどうかを判断するためには、このような紹介サイトを通さないで、直接リフォーム業者に見積もりを依頼した場合とで比較する必要があります。
とは言うものの、それはそれで手間のかかることですが、このような事情があることを知ったうえで、うまく利用してください。

このサイトでは、業者間で見積額だけを比較するのではなく、提案内容や説明の詳しさ、わかりやすさ、メッセージ機能での連絡のしやすさ、レスポンスの速さや的確さなどについて、十分比較検討することをお勧めします。


《11》リフォーム業者紹介サイトでの業者の絞り込み方法とは?

★業者選びは思いのほか大変だ!

業者紹介サイトを通じて見積もりを依頼する場合は、ご自分が実現されたいリフォームのイメージをできるだけ詳細に伝えることがコツです。
この点が業者に伝わらないと、適切なリフォーム提案も、見積もり提案がなされないことになります。

業者からの返事が届きましたら、それらを比較検討するわけですが、もちろん単純に金額比較するだけではなく、リフォームの提案内容とのバランスを確認してください。
説明内容も、まず読みやすい、わかりやすいことが重要です。
この時点で、わかりにくいものについては、そっと横によけておいてください。(笑)

それから提案内容が自分の実現したいリフォームになっているかを確認します。
この点が最も重要です。
単に水回り設備を交換するだけのリフォームであれば、それほど提案内容や予算に違いはないと思いますが、キッチンスペースを全面的に改装するなどの大規模なリフォームの場合は、使い勝手や部屋の雰囲気、設備の機能やデザイン、グレードなど、その提案内容には大きな違いや特徴がみられます。
そこをじっくり検討してください。

また、例えば洗面スペースを少し広げるなどの必要がある場合、大工工事が発生します。
設備の工事は得意だが大工工事は苦手な業者もいます。
この場合も、提案内容をじっくり見て、大工工事に自信を持っているかどうかを判断します。
また、雰囲気やデザインにこだわったリフォームを行いたい場合も、もちろん、デザインに関する提案内容から、その業者のデザイン提案力を判断します。
当たり前のことを言っているようですが、数多くの業者からの提案を検討するうちに、当初の実現したいリフォームの目的を忘れて、予算や他の点に目が行きがちになります。
そうしたことにならいないよう、肝心なポイントをしっかり確認するよう心がけてください。

実際に業者に依頼する場合、自宅からの距離も気になるところです。
自他に近い業者の方が、リフォーム後も何かあればすぐに駆け付けてくれると考えられますが、一方で、あまり近くだと、よく顔を合わせることになり、工事を断った後、気まずくなることなどを気にする方もいます。
この点は、考え方に個人差がありますので、一概には言えません。

また、業者の企業規模も気になるところです。
できるだけ大手が安心という方と、比較的規模の小さな会社の方が小回りが利くし、価格も安いと判断する方がいます。
この点についても、なんともいえないところです。

他に気を付けないといけない点は、リフォーム業者については、工事内容によって得意・不得意があります。
構造や外回りを得意な業者は、内装のデザインやイメージ作りは、あまり得意でないというケースが見られます。
自分たちが目指すリフォームは何なのかを明確にし、それを実現するための提案や施工を得意にしている業者を選ぶことが重要です。

繰り返しになりますが、自分に適した業者を選定するためには、目指すリフォームをできるだけ明確にすることが、何より重要だということを、ここれはお伝えしたいと思います。


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