エッセイ(15)『よい企画って、なに!?』
コンサルティングやリサーチの現場で企画を立てるとき、最初のプランニングがすべての土台になります。
ここで方向を間違えたら、後から軌道修正するのは至難の業。
だからこそ、しっかりと議論を重ね、ベストなアイデアを導き出すことが求められます。
でも正直、この段階ではまだ手探り状態。
過去の経験や知見を頼りに「たぶんこれが最適かな?」と試行錯誤しながら企画を組み立てていくものです。
『どこで「GO!」と決めるべきか?』
では、どのタイミングで「これで行こう!」と決断すればいいのでしょう?
✅ 議論を尽くしたと感じたとき?
✅ メンバー全員が「うん、これだ!」と納得したとき?
もちろん、それも大事ですが、実はもっとシンプルな基準があります。
それは、メンバー全員が「あ~、早く結果を見てみたい!」と思えるかどうか。
この一言が出たら、その企画は大成功。
なぜなら、早く知りたいという気持ちにさせるということは、その企画が的確であり的を得ているという証なのです。
しかも、メンバーのワクワクが高まり実行フェーズでもやる気が出て、結果として有益な成果につながりやすいのです。
『ワクワク感こそ、成功の秘訣』
「こんな感覚的な基準で大丈夫?」と思うかもしれません。
もちろん、企画全体を支える論理構成がしっかりしていることが必要であることは言うまでもありません。
でも、仕事に楽しみを見出し、メンバー全員が結果に期待できる企画こそ、成功する確率が高いんです。
企画の世界に「100%の正解」はありません。
どれだけ完璧を目指しても、実際にやってみないとわからないというのも現実。
だからこそ、じっくり時間をかけて、「早く結果が見たい!」と言わせるような企画を一緒に作り上げましょう!