リサーチの現場でよく聞くセリフ、
「この結果、なんだか肌感覚と違うんだよなぁ…」。
経験や直感からくる“肌感覚”と、リサーチ結果が食い違うことって、意外と多いんですよね。
でも、だからこそリサーチをする意味があるわけで、すべてが予想通りなら最初から調べる必要もありません。

では、もし肌感覚とズレたデータが出たら、どう向き合いますか?
✅ 「へぇ、そうなんだ!じゃあ、少し見方を変えてみよう」
✅ 「興味深いけれど、もう少し裏を取ってみる必要がありそうだ」
✅ 「いやいや、この結果はやっぱり何か違うな。信じられない!」

逆に、肌感覚とピタリと一致した結果が出たらどうでしょう?
✅ 「おお、やっぱり!このまま進もう!」
✅ 「合ってるけど、でも念のため、ほかのデータも見ておこう」
✅ 「あまりに一致しすぎて、かえって疑わしい…?」

肌感覚とズレがあった場合、その原因を探ることで新たな発見が生まれることがあります。
一方で、ピッタリ一致した結果でも、そこで満足せず別の視点から検証すると、意外な事実が見えてくることも。

『「肌感覚」だけに頼るのは危険?』
そもそも「肌感覚」とは、数値ではなく長年の経験や勘に基づくもの。
プロフェッショナルが積み重ねてきた知識や直感は、貴重な財産です。
しかし、どれだけ優れた肌感覚でも、過去の経験に基づくものである以上、市場の変化や消費者の価値観の変遷をすべてカバーできるとは限りません。
データがすべてではない。
でも、肌感覚だけでも足りない。
だからこそ、肌感覚とデータのバランスを取りながら、多角的にリサーチ結果を見ていくことが重要なのです。

『肌感覚×データで、より良い判断を!』
「勘」や「経験」も大切だけど、それをデータと組み合わせることで、より確実で説得力のある意思決定ができます。
さあ、最新データで視野を広げながら、肌感覚も磨き続けていきましょう!

「エッセイ(17)『報告書の本当の価値とは?』」➩

⇦「エッセイ(15)『よい企画って、なに!?』」


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