色の力は侮れない?
真っ赤なイチゴは美味しそうに見えますが、黒いイチゴだったらどうでしょうか・・・?
日常生活で、当たり前のように接している色ですが、人の潜在意識に働きかけ、商品選択の場面で、大きな影響を及ぼすといわれています。
しかしながら、色の持つ有用性を生かした事例はまだまだ少ないように思います。
カラー・マーケティングというほどでもないですが、「案内表示」等においては、色を工夫することで、より分かりやすいものになります。
先日もある公共施設で、案内板の表示番号を色分けてしており、カウンターの上の案内表示の番号もそれに対応して同じ色にしていました。
すばらしいですね~。
しかし、その色分けしているのが番号だけなので、ほとんど目立ちません。
できれば、カウンター下のパネルも同じ色にしてもらうとインパクトも大きく、わかりやすくなります。
レイアウトを決める前に、レイアウト候補のパースを作り、それを利用者の方に見てもらうようなリサーチを行なうだけで問題解決です!
公共施設においても、顧客視点のマーケティング・リサーチを行うことは、小さなコストで大きなリスクを回避することにつながります。
そして、より分かりやすい、そしてより利用しやすい公共施設が増え、しかも予算の有効利用にもなるということなので、ぜひともリサーチをお勧めします。
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