和歌山電鉄の貴志駅の「たま駅長」はとても有名になりましたね。

なんと今では遠くアジアの地からも、大勢の観光客が「たま駅長」に会いに来ています。

皆さんはご存知でしたか?

ただ、「たま駅長」はすでに亡くなって「たま大明神」として祀られたため、今は2代目駅長の「ニタマ」(左上の写真)が貴志駅を守っています。


また、伊太祈曽駅では、3代目の「よんたま」(左下の写真)が駅長見習として頑張っています。


貴志駅(左の写真)の外観デザインもこのとおりです。

何がすごいといって、猫を駅長にするというアイデアをそのまま実行したことです。

案外、動物を使ったアイデアは思いつきやすいものですが、それを実行するのは、かなりハードルが高いといえます。

いったいどういう経緯で、猫を駅長にしたのか、またそれができたのかを知りたいですね。

それには下記の本を買って読めばわかりそうです。

「ねこの駅長たま~びんぼう電車をすくったねこ~」(角川つばさ文庫)

まだ読んでいないので、ぜひとも読みたいです。


それと電車の作り込みがスゴイです。

「たま電車」「おもちゃ電車」「いちご電車」、そして「うめ星電車」といったデザイン電車が走っています。

こうしたデザイン電車を実際に作って走らせるというのも、徹底していて実にいいですね。

特に「うめ星電車」(左の写真)の外観はもちろんですが、内装の手の込んだことと言ったら・・・。

一緒に乗り合わせた外国人観光客の方は、和風デザインの内装の電車に乗ることができて嬉しそうにはしゃいでいました。

猫を駅長にしたからには、ずっとその設定を守りきり、そしてその設定をどんどんふくらまし、その設定に乗ってきてくれる顧客の目線で仕掛けを考えていく、これはまさしくマーケティングのお手本といえますね。

今度は「たま電車」に乗りに行かなくては・・・。(笑)

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