さて、ここで大事なお話があります。

住宅が古くなってきた、あちこち傷んできた、修理するより、いっそリフォームしようか、というのがよくある流れですね。

それで、リフォームの勉強を始め、プランを検討し、リフォーム業者を探して・・・、と言うことになりますが、その前に、よく考えておくことがあります。

まず、内部が傷んだり、水漏れが起こったり、機能が壊れたりしたときに、それらを部分的に補修したり、修理するだけではダメなのかということです。

このときに、さしたる理由もなく、補修や修理ではなく、なんとなくリフォームしようかと考えた場合は、リフォームの方向性があいまいになり、また家族間の意見調整も難しくなり、結局、満足のいくリフォームにはなりません。

その点、今回の施主のお一人は、貴重な経験をされました。

このお宅でも、浴槽の自動水栓が故障したことが一つのきっかけとなって、リフォームを決断しましたが、最初はさしたるリフォームの目的もなく、検討を始めました。

そのうち、ある知人の方から、リフォームするなら何かにこだわって考えたほうが良い、とのアドバイスをもらいました。

それまで、漫然とリフォームを考えていた施主のご夫婦は、そこで話し合います。

自分たちの好きなこと、こだわりたいこととは何かを。

そこで出た結論が、「浴室」でした。

実は、ご夫婦お二人とも入浴好きで、長風呂をされます。

それで、浴室にはテレビをつけていました。

ドラマやスポーツ番組を見ながら、1時間ぐらいは入っていたそうです。

想像するに、誰にも邪魔されず浴室でゆっくりくつろぎ、一日の疲れを取り、高級感のあふれる雰囲気の中で、精神的にも癒されたいと思われたのでしょう。

二人とも好きで、毎日使う場所だから、特にこだわって、予算をかけて納得のいくものにしたいということになりました。

それで、一つの目的がはっきりしたわけです。

あとは、その明確になった目的に沿って、勉強し、検討し、設備を探せばいいわけです。

そして、最初に希望した浴室は、とあるメーカーの最高級タイプのシステムバスでした。

リフォーム業者を探すときでも、自分たちの目的を達成してくれるだけの技量のあるところかどうか、という目線で選べばいいわけですから、選定基準がはっきりし、選びやすくなります。

これは一つの事例ですが、お金をかけてリフォームするのだから、自分たちの生活をどうしたいのかという目的を、それぞれの家族でじっくり話し合うことが、非常に大事だと言えます。

この目的をしっかりと、明確にすることが、満足度の高いリフォームを行う第一歩となるのです。


 
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