今回の台北視察でお世話になったSさんによると、台北市内のマンションは、とても自分たちが買える価格ではないとのこと。

2005年以前は、坪単価60万元ぐらいだったのが、それ以降、80万元になり、100万元を超え、150万元から200万元ぐらいにまで、跳ね上がっているそうです。

ちなみに、台湾でも日本と同様、坪という単位を使います。

これを日本円に直すと、坪単価100万元だと日本円で約380万円となり、20坪のマンションの場合、約7,600万円となります。

この価格だと、日本の都市部でも高くて、そうそう手が出せるものではありません。

これは明らかに不動産バブルですね。

Sさんもマンションの購入が念願でしたが、諦めたそうです。

こうした事態の大きな原因の一つは、中国マネーの流入と言われています。

永康街にあった不動産屋のガラスには、店舗物件なども含めて高額物件の不動産広告が貼られていました。

不動産に限らず、需要と供給のバランスにより価格が決まるというのが大原則ですが、一般生活者が購入できない状況というのは、なんとかならないものでしょうか。

私たち庶民は、はたらけど猶わが生活楽にならざり、では気持ちが滅入ってしまいます。

マーケティング・リサーチというのは、生活者を見る(観察、研究する)のが大事な仕事の一つです。

なので、できれば笑顔の生活者を見ていたいものです。

そして生活者が笑顔になるために、この仕事が役に立ってほしいと願っています。

新年に当たって、気持ちも新たに今年も頑張っていきます!

 
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