台湾・台北出張報告の続きです。

台湾桃園国際空港に到着し、そこからMRT(鉄道)で台北市内に向かいました。

終点の台北駅で降りて、乗り換えのために地下道を歩いていると、大勢のヒジャブ(スカーフ)を被った女性を見かけました。

Sさんに聞いてみると、インドネシアから来ている労働者の方々であり、かなり多くの方が来ており、インドネシア料理店も増えてきたとのこと。

地下にあるインドネシアレストランも人でいっぱいでした。

少し調べてみると、インドネシアと中心とする、アジアからの外国人介護労働者が約20万人以上も来ているようです。

主に家庭介護の労働者として、住み込みで要介護者の生活介助を行っています。

台湾では、子どもが親の面倒を見るのは当たり前との考え方が根強くあり、年老いた両親と同居して面倒を見ようとする傾向があります。

施設に入れるのは、世間体が悪いとの考えも・・・。

かといって、夫婦共稼ぎの場合は、介護する人がいません。

それを、こうした外国人の介護労働者を導入して賄っており、貴重な存在となっています。

さて、日本においては少子高齢化が台湾よりも進んでおり、介護労働者不足が大きな問題となっています。

そこで、インドネシア、フィリピン、ベトナムからの外国人介護労働者の受け入れを進めていますが、まだまだこれからといったところです。

今後、このまま外国人介護労働者を受け入れ続けていくと、どうなるのか?

どのようなことが起こり、何が問題となるのかを、現在、外国人介護労働者の受け入れが進んでいるこの台湾での現状をじっくり研究することが重要ではないでしょうか。

きちんとしたリサーチを実施し、その結果をこれからの日本の政策に反映してはいかがでしょうか。

 
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