存在感を増す定性調査
インターネット調査が当たり前のように行われています。
手軽、低コスト、速いということで、あっとう間に普及しました。
私どもの会社でも、かつては数十人の調査員を東名阪に配置し、訪問面接・留置調査等を行っていましたが、今ではそのほとんどがインターネット調査に置き換わりました。
一方、大きく普及したインターネット調査を補完するように、グループインタビューやデプスインタビューなどの定性調査は減ることもなく、逆に増える傾向が見られます。
インターネット調査では、なかなか本音がとらえられないということで、例えば高齢者、富裕層、若年層を中心に、デプスインタビューがよく行われるようになっています。
また、グループインタビューのメリットとして、インタビューの現場を見学することができるので、見学した関係者全員がその場の雰囲気や微妙なニュアンスも含めて、情報共有することができることがあげられます。
たとえば、商品開発チームのメンバー全員がグループインタビュー調査現場のライブ感を共有していると、その後のプロジェクトが進めやすいようですね。
わたくしどもが定性調査に力を入れるのは、こうした利点があるのと、顧客のインサイトを探るためには定性調査でないと難しいからです。
このように、重要度を増しつつ定性調査ですが、実施するにはそれなりの難しさがあります。
その点については、また改めて書かせていただきます。
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